2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

自民党は護憲政党

自民党は護憲政党だ。結党以来60数年間以上、憲法を変えなかった。その事実が護憲を証明している。基本的に巨大な安定政権党でありながら改憲をしなかったことはもちろん、改憲をしようとさえしなかった。仮に改憲の意志や発言や一部議員などによる動きがあ…

特定の集団をひいきするな

民族・宗教・イデオロギー等をはじめ、その他、企業や団体等にしても、ある特定の集団をひいきしてはいけない。とくに国家などの公権力は、厳正に中立でなければいけない。公権力のあり方で最も大切なのは、特定の集団に肩入れしないことである。 国家など公…

集団思想の恐さ

集団思想の典型は、民族・宗教・イデオロギーだ。イデオロギーは政治思想と訳しておく。これらの基盤に権力の枠組みが加わり国家がある。 国家がこれらの集団、民族・宗教・イデオロギー等をバランスよく調整が出来ているあいだは、概ね平和が保たれる。だが…

左翼の欠点

左翼とか共産主義とかマルクス主義とか、この思想を支持する、支持まではともかく好意的な人々ーー簡単にその人々を左翼的な人々としておこうーー左翼的な人々の欠点、弱点は、社会主義的なものに弱いということだ。その国や体制に「社会主義」とか「人民」とか…

マルクス主義は反米をやめよ

米国の基本理念が自由・人権・民主主義・法の支配であるとすれば、それはマルクス主義と合致する。それなのになぜマルクス主義者やマルクス主義に好意的な人々は反米に傾くのか? たしかにアメリカは資本主義を経済の基盤にしている。またアメリカが軍事大国…

力と争い

力は争う。どのような力でも争う。 冷戦はイデオロギーという力の争いだった。イデオロギーのなかの資本主義と社会主義というイデオロギー同士の力の争いだった。 冷戦はイデオロギー間の争いによって民族や宗教の力の争いを抑制してきた。その抑制が取り外…

正直・責めない・無理せず

「それはいいことだ」しかし「では君がやれ」と言われたら「それはイヤだ」 よく聴くような、やりとりだ。 総論賛成各論反対と、よく聴く。それは最も人間的な反応だと思う。何か人のためになる世の中のためになる、みんなにとっていいことだ。だれでも賛成する。…

理想主義の恐さ

理想主義の個人や団体が恐いのは、ひとつは「理想の実現のためには犠牲はやむをえない」という、目的達成のためには何をしてもいいというもの。 もうひとつは、理想主義者に対する、周囲の見方だ。現実にひどいことをしていても「理想のためにしているのだ!」「…

情緒

情緒って何だろう?よく解らないが、たぶん情緒は「情緒」なんだろう…きっとそうに違いない。辞書で調べる気にはならない。調べたって、解りはしないだろう。感じはしないだろう。文字と説明を読んで、頭で判るはずがない。…だから、情緒なんだろう。 そういう…

若さと反米

反体制は若さの現れのひとつだ。それだけでないとしても、反発や反抗と反体制が深く関連しているとは思う。 反発→反抗→反体制=反米というのは、とくに日本では解りやすい経緯かもしれない。 若者の特権が反抗だとすれば、反抗に正義が結びつけば、大なり小な…

巧みな偽善

近代西欧の精神的な影響力で最も大きなことは、エゴ、利己主義を「利己主義でない」かのように見せる技術だ。 すべて利己主義から出発する。本当にそうであるかどうかはべつにしても、主観では利己主義だ。すくなくとも、利己主義が前提であることを知っている…

データと主観

データの目的は主観だ。データの集め方は主観だ。データのまとめ方は主観だ。データの使い方は主観だ。データの伝え方は主観だ。データの感じ方は主観だ。データの受け取り方は主観だ。データの結論は主観だ。 説得力のあるデータとは、客観と思われるように…

主観

主観が、なんとなく敬遠されるのは何故か?主観は、当てにならないからだ。では客観は、当てになるのか?客観は、もっと当てにならない。ただ客観は、当てになると思われているのだ。だから明確なのは、客観だと思わせることが出来るかどうかだ。 客観も含め…

闘争心と支配欲求

闘争心と支配欲求は、関係もあるが、だが同じというわけではない。 スポーツやゲーム、戦いや勝負・勝敗といったもの。それらはたしかに闘いや勝ち負けが関係する。しかしだからといって、それが必ず支配や支配欲求につながるわけではない。もし仮に、スポー…

戦争という言葉

なぜ戦争になったとたんに、それまで仲良くしていた国民や民族が、とつぜん憎しみと敵対心のかたまりのようになるのか?僕には判らなかったし、今でも判らない。だが、ーー確信や証拠があるわけではないが、僕は突然こんなことを感じた。ーー戦争という言葉…

人道と人情

個人も社会も含めて、けっきょく、いちばん大事なのは人道と人情だ。 人道も人情も、同情や慈愛や正義や勇気や尊敬やーーそういう倫理的に普通「よい」と肯定される感覚を基礎にした精神だ。その上で、人道は平等を、人情は「身びいき」を、それぞれ軸にしている…

無意識の民族

日本と民族のことになると必ずといっていいほど「日本は単一民族国家」と、それに対して「日本は単一民族だと言われるが、それは違う」という主張だ。この論争は実感の乏しい論議だ。日本が単一民族か多民族かは、多くの日本人には、あまり関心のない課題だから…

家族・親族・血族・氏族・部族・種族・宗族・民族ーー外国語で何と言うかは知らないが、そしてこうして日本語で書き連ねても、その正しい意味や説明などはできない。せいぜい、なんとなく解るような感じがする程度だ。 だからよくは解らないが、これらの「…族…

ドイツの保守化

ドイツは保守化している。保守化を悪いとはいわないが、今のドイツは国民全般の迷走状態の気がする。ヒトラーの傷痕を背負うドイツ国民は、賠償などをべつにして、移民受け入れという実践によってヨーロッパの良心を保ってきた。それはナチスの贖罪を超えて…

イギリスの混迷

イギリスがEUを離脱したのは、ある程度はしぜんなことだ。もともと乗り気でなかった加盟だったろう。当時のECとの綱引き的駆け引きとアメリカとの伝統的なつながり。イギリスは最初からアメリカのほうに目が向いていた。離脱は時間の問題だった。 ジョンソン…

全面戦争を狙う

プーチン大統領は、次々と信頼性を失う行動をしている。ふつうに考えれば国際世論の評判を悪くすることを。 素直に考えれば、あえて評判を落としたいのだと判断できる。 評判を悪くすると何が得になるだろうか。断言は難しいが、今いちばん思えることは、西…

群れ

人間は群れが基本だと思うが、その多くは群れの下に沈潜した自我「もどき」になる。自我ではない。自我は実在しない。自我のように思い込む感覚があるのだ。 自我という実体のないものをあることにして、それに逃げこむのだ。 人間は群れだ。つねに群れの中に…

正しい言葉は、ない!

正しい言葉も、正しい言葉づかいも、ない!ない、のだ! 正しい言葉づかいは権威そのものだ。とくに親、教育者、評論家、メディアなどで、いかにも偉そうに「もっともらしく」、それっぽい口調と顔つきで、のたまわってきたものだ。 卑劣! 愚劣! 下劣! 、で…

自由になった言葉

言葉は自由になったと思う。流行語とか、漫画やテレビの言葉とか、そういうのだけでなくて、ほんとに世の中のいろいろな場所や状況などで、言葉とか言語などと言われるものが、以前よりもずっと自由奔放に使われるようになった。 「言葉は正しく」「言葉は正確…

空洞の脳ミソ

頭の中が空洞ということがある。脳ミソが無いということだ。ただ実際に脳ミソが無い例は少ないと思われるので、実質的には、脳ミソがあるには有るが、機能しないということだ。これが「空洞が脳ミソ」なのだ。 文字通り脳ミソがなくても、いちおう有るがその脳…

ほんとに「解らなくて」いい

「解らなくてもいい」そんなことがよく言われる。でも、たいていは、そうは言っても、やはりホンネでは「解るほうがいい」という場合が多い。僕もそうだった。いまは、確証まではもてないが、いまは「ほんとうに」解らなくて、それでいいと思っている。というより…

武器供与は慎重に

ウクライナは自由のために戦っている。その通りで否定しない。ロシアの侵略を阻止して独立を守ってほしい。そのために各国がウクライナに武器供与をすることを否定はしないし、すくなくともそれを頭からいけない、などと言うつもりはない。ただ二点、それは…

技能

仕事とか職業などが、それが特に社会的な地位を占める場合、それは希少価値ということだろう。知識・技術・体力・才能、一般的には、なかなか普通には手に入れることが難しい、それが不可能、まず不可能、そうとまでは言わなくても、その能力はなかなか簡単…

わからない

わからない事がたくさんある。というより、わからない事のほうが、わかることより、圧倒的に多い。わかっているつもりでも、それは違うと判ることが、たくさんある。 たいていは、そんなことだ。 だとすれば、昔から言われている「真理」とか「真理の探究」とか…

国際政治はエゴの集合

国際政治、国際社会は、エゴの集合体だ。きれいごとを言っていても、自国のことしか考えていない。いや、本当に自国のことも考えていない。考えているのは、政治家をはじめ、権力や財力や名声のある者たちの、地位や名誉やカネ儲けのことだけだ。 プーチンが…