自由になった言葉

言葉は自由になったと思う。流行語とか、漫画やテレビの言葉とか、そういうのだけでなくて、ほんとに世の中のいろいろな場所や状況などで、言葉とか言語などと言われるものが、以前よりもずっと自由奔放に使われるようになった。
「言葉は正しく」「言葉は正確に」「正しい日本語を使いましょう」的なことは、あきらかに、もう古い。昔のことになろうとしている。ずいぶん気楽になれてきたと思う。
もはや、厳密な意味で「正しい言語」などないのだ。いや、以前からそうだったのが、気づかないでいたか、気づかないフリをしていたか、何かの意地やプライドとかで、「言語の乱れ」なることを指摘し、それを「正す!」ということにムキになっていたのだ。
もはや正しい言葉などない。