人類という言葉

正直に言って「人類」という言葉、単語、表現にたいして、僕はよく理解ができていない。

「人」「ひと」「ヒト」そして「人間」…それらを外国語でどうこうと言うつもりもない。それも面倒くさい。

それはともかく「人類」という言い方をすると、とりあえず何か仰々しいというか、大げさというか、ようするに特別感が伴う気がしてしまう。少なくとも、まったくそうでないと言ったら嘘な気がする。

人類という場合は、やはり生物的な感覚が強いということだろうか。動物とか、哺乳類とか、類人猿とか、ホモ・サピエンスとか…あとなんだ…ホモ・ルーデンスか…

なんでそういう仕分けになるのだろう…生き物や自然界を、いろいろ分類したくなるのも「人類」だからなのだろうか?

人類・麺類と昔から言う…かもしれない。が…ともかく、人類というのは、自分自身のことを知りたいという願望が強い生き物なのだろう。もう1つは、自分自身を特別視したいという欲求が強い生き物でもあるのだろう。

ジェンダー」という言葉が流行っているが…流行っているとして、たぶん

性や性別のことを、生物的なことと文化的なことと、その両方から研究するのがジェンダー学なのだろう…

いずれにしても

生物と性と文化から「人類」というものを観ていくことが必要なのはたしかなようだ。