2022-01-01から1年間の記事一覧

多忙と暇

多忙と暇のどちらがいいかは一概に言えない。結論を言えば、人間は、ふつう「無いもの」を欲しがるということだ。御都合主義なのが人間だ。ただ結果的に、その人がそれでよければいいということになる。暇で、したいことが多くあれば、その人にとっていいだろ…

平和と権力

社会の最大の価値を平和に求めた場合に、ではその平和のためであれば、なんでもしてもいいのか?どんな社会でもいいのか?世に言う独裁や全体主義、監視と管理、SFや近未来物語に描かれるようなコンピュータによる支配、逮捕・監禁・拷問・刑罰・隔離・追放…

くだらない戦争ニュース

スマホに入ってくるウクライナの戦争ニュースは、たいていくだらない。殆どが武器の供与をはじめとして、ロシア軍の武器が旧式だとか、ドローンを使って爆弾がどうのとか…みな、どうでもいい情報ばかりだ。こんなことは軍事マニア以外には興味のないことだろ…

権力と暴力そして抑圧

権力と暴力と抑圧の全部をなくすることは、とても難しい。まして、いっぺんに突然になくすのは、さらに難しいだろう。 しかし、とりあえず次のようなことを考える。 1:刑務所をなくす。犯罪者を野放しでいいわけはない。ただ、刑務所が現実に、更生にも防犯…

比較優劣評価の問題

「ほめる」「賛美する」「尊敬する」、そういうプラスの評価は良いと思う。人に自信を与え、励ましになり、やる気を出させる。それは信頼感と向上心を養う。 しかし他者との比較や優劣での評価は、しないほうがいい。すくなくとも、そのような評価は控え、慎重にす…

自分が幸せになればいい

自分が幸せになることがいちばんだ。健康面、精神面、金銭面、社会的な立場、家族も職場も恋愛も、趣味や嗜好も、すべて自分が幸せになるために、どうしたら幸せになれるかをひたすら考え求めていけば、なんらかの意味で必ず幸せに近づくことができる。 その…

承認欲求の再評価

承認欲求の必要性を感じる。 承認欲求に対して否定的な考えだったときもある。それが見栄や優劣の意識に結び付いて、無理や背伸びをして、他者との不必要な競争を生み出すと思ったからだ。しかし考えてみると、逆に承認欲求が充たされないことによって、過剰…

みえーー見栄

見栄さえ張らなければ、人間は大抵は幸せになれる。それを多くの人々が見栄を張るということは、多くの人々は、幸せに成りたくない、ということだ。 誰だって幸せがいいに決まっている。それなのに幸せを阻害する見栄という行為をするというのは、二つの理由…

世間

世間を知ることが、いちばん大切なことだと思う。少なくとも、世間を判ることが、個人が幸せになるために最も必要なことだと思う。 個人の生き方がある。個人には個性がある。その個性を世間という社会との関係を知り、それを基礎にした上で、自分を築き上げ…

うまくいけばいい

「うまくいけばいい」を更に、うまく「さえ」いけばいい、とすれば、ようはプラグマティズムかとも思う。そうかもしれないし、とくに言い方などにはこだわらない。 でもとにかく、うまくいけばいいのだ。うまくさえいけばいいのだ。 うまくいかないときに、なぜ…

歴史なんて過去のこと

しょせん歴史は過去のこと。どう認識しても解釈しても、どんな感想をもとうが、それは自由で、現在のことや現実の問題とは関係ない。 たとえば韓国や中国で日本の植民地支配や日中戦争のことで、日本を悪く言うのも、それは韓国や中国の自由であり日本がどう…

無性社会

なぜ女から人が生まれず男の肋から女が生まれたことにしたのか?具体的な経緯は解らないが、目的は女から人が生まれるのではなくて「人であるところの男から女というものが生まれた」ということにしたかったのだろう。女がこの世に誕生するまでは、当然ながら…

主張する男は信用できない

自己主張の強い男は信用できない。とくに政治的・社会的な主義主張をする男は信用してはならない。それは権力志向で闘争的だ。 声高に平和を叫ぶ男は、真に平和を求めていない。平和を主張するという戦いをしたいだけだ。改革だとか革新だとかを主張する男は…

人間は嘘をつく生き物だ。もっと言えば、人間は嘘しか言わない。なぜなら人間は言葉を使うからだ。言葉に真実はない。だから言葉を用いている時点で、それに真実はないことが判るはずだ。 真実はないが、真実だと思うことはある。それは真実だと思いたいこと…

民主主義も帝国主義を生む

独裁政治や全体主義が帝国主義に成りやすいことは確かだ。だが民主主義も帝国主義を生むことがある。 民主主義を大衆政治と同じにしていいかはともかく、大衆のエネルギーは、侵略や独裁を求める場合もある。民族や国家、或いは宗教やイデオロギーなど、自分…

資本主義とは何か?

資本主義とは「経済的なことに関して、欲望を無制限に肯定する考え方」のことである。 資本主義は、工業とか農業とか、その産業の種類を問わない。また、古代とか封建制とか民主主義とか、時代や歴史的な区分も問わない。或いは、自由主義国家とか社会主義国家…

新帝国主義

新帝国主義といっても、何か真新しい概念や現象のことではない。自分が思う帝国主義の意味をまとめてみただけだ。 暴力及び権力によって弱い者いじめや少数弱者を抑圧・差別・虐待・排除することは帝国主義である。 これは歴史上の資本主義発達に伴って領土…

帝国主義という表現

帝国主義が何かということは、今までに学者や思想家などが述べ、また主張してこられたのだと思う。 僕は「弱い者いじめ」の集団化現象が帝国主義だと思う。 大航海時代を中心にイベリア半島の人々が新大陸と呼ばれた地域を侵略し支配や収奪をした時代。資本主…

環境と精神

精神を肉体・身体や環境・境遇及び経験と別物として全く独立したものとして考えるのは間違っている。その人の身体や健康状態、それを取り巻いている家族や交友関係などの人間関係や日常の生活や資産などの経済状況や職業或いは学歴・教養などを含めて社会環…

純粋

純粋ーーそれは何よりも強い。 純粋な気持ちは、いちばん強い。 それがどんなものであろうと、その内容が如何なることであろうとも、純粋な気持ちが、いちばん強い。 純粋な気持ちで生きる人は、必ず幸せだ。純粋でない人が不幸だとは限らない。だが、不幸な…

理想主義は気持ちだけ

理想主義は気持ちだけで留めるのがいい。理想主義を具体的なことにまで実行しようとすると、必ず行き過ぎになり、過激になり、感情的になる。それは他者を傷つけ自分も傷つける。 理想主義の心と情熱を持てば、あとは具体的なことは自ずと良い方向に進む。繰…

権利の社会と文化

アメリカは権利の社会だ。あらゆる人間関係や社会関係が権利の拡大と応用、それによる社会変化、社会改革にアメリカ人の生活基盤がある。それは基本的に訴訟によって為される。最終的には最高裁判例によって、それが権利の正当化になり、法的な保障となる。…

派閥は権力

派閥は権力だ。それは仲間やグループとは違う。派閥は上下関係や指導者を作り、あるいは求める。仮にそれが意識的でなくても、形式上は違うように見えても、権力的なものや権威的なものを志向している。 力や強制や威圧が生じるのは、それを求めているからだ…

経済も変わる

経済は物的なものと金銭的なものとの関わり合いと思われてきた。モノとヒトとサービスとよく言われる。この「ヒト」の部分が現在ではクローズアップされている。以前であれば、このヒトというのは、労働者や資本家とか、生産者と消費者など、もっぱら利害関係…

支援もさまざま

支援という言葉や意味の厳密な内容を問うつもりはない。 単純に「自分以外の誰かや人々を助けたり応援したりすること」を支援というのだと思っておけば、それを支援ということでいいのだと思う。 ただ、とくに昨今は、支援というのが、支援をする側の「生きがい…

男は考古学の対象になる

暴力・腕力・格闘、テロと戦争。競争と優劣、名誉と名声、権力と政治。 以上はすべて男が欲するものであり、男が主体でおこなわれてきた。 ひとことで男の最も典型的な性質を言えば、男とは、見栄張りで、威張りたくて偉そうにしたくて、周囲からチヤホヤさ…

人権は欲望の中和

人権というのは、欲望を適度に中和するようなものだと思う。経済的な利益でも、権力や権威などへの渇望でも、快楽的な欲求でも、さまざまな欲望とか欲求とか呼ばれるものを人間は持っている。その種類や内容はまたいろいろあるが、ひとは生存に最低限の衣食…

うぬぼれと謙虚

うぬぼれと謙虚は同じようなものだ。うぬぼれがなければ謙虚さも生まれない。また謙虚さも、その反転でウヌボレにもなる。人間、そんなに両極端にはなれないものだ。それが違うというのならば、両極端のようなものは、その均衡の上に現実を打ち立てているの…

理想主義は破壊に走る

共産主義は理想主義だ。しかし共産主義は、政権を取れば強権政治になり、政権を取れなければテロリストになる。そのどちらにもならない場合は、進歩的な道徳家になる。最後の場合は、概ね良いと思うが、ただハメをはずすことがなく、面白味には欠ける。問題…

リベラルは成熟が必要

リベラルはまだ未熟だ。リベラルはもっと成熟しなければならない。 リベラルの最も未熟なところは、共産主義に甘いことだ。 リベラルは強権政治に反対する。しかし共産主義の強権政治に対しては態度が甘い。 リベラルは暴力や戦争に反対する。だが共産主義の…