うぬぼれと謙虚

うぬぼれと謙虚は同じようなものだ。うぬぼれがなければ謙虚さも生まれない。また謙虚さも、その反転でウヌボレにもなる。人間、そんなに両極端にはなれないものだ。それが違うというのならば、両極端のようなものは、その均衡の上に現実を打ち立てているのだ。そんな難しそうなことを言わなくてもいいかもしれない。要するにひとは、ウヌボレたり謙虚になったりしているのだ。状況で、その時々の気分で変わるものだ。精神のバランスを取ろうとしているだけだ。