自分が幸せになればいい

自分が幸せになることがいちばんだ。健康面、精神面、金銭面、社会的な立場、家族も職場も恋愛も、趣味や嗜好も、すべて自分が幸せになるために、どうしたら幸せになれるかをひたすら考え求めていけば、なんらかの意味で必ず幸せに近づくことができる。

そのためには、自分以外の他者の利益を考えることが必要になる。自分の得になることを、とことん追求すると、必ず他者との利害関係に触れざるをえなくなる。そのときに、いかにして、相手の利害や立場や気持ち等を考えることができるか否かが、自分の損得が左右される。どうしても幸せを求める者は、必ず相手の利益を求める。それが精神的なことであろうと、経済的なことであろうと、立場的なことや社会的なことであろうと、相手の気持ちや感情を必ず考え配慮する。そうしなければ、必ず自分が打撃を受け、損失を被るからだ。当然それでは幸せになれない。

人は、自分が幸せになれればいい。それによって、ほかの人々も幸せになれる。人間の最大の義務は「自分が幸せになる」ことである。