比較優劣評価の問題

「ほめる」「賛美する」「尊敬する」、そういうプラスの評価は良いと思う。人に自信を与え、励ましになり、やる気を出させる。それは信頼感と向上心を養う。

しかし他者との比較や優劣での評価は、しないほうがいい。すくなくとも、そのような評価は控え、慎重にするべきだろう。

自分の能力や生き方や魅力に自信をもつことはいい。だが、他との比較や優劣での評価をされすぎると、本当の自分を見失い、つねに不安と嫉妬に苦しむようになる。それは優越感と劣等感、傲慢と卑屈とを繰り返すようになる。自分を不幸にし他者を苦しめることになる。

自分も他者も、本人もその周囲も、みんなが幸せになれるような「ほめ方」や評価を考えていくべきだと思う。