2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

一人称単数で「自分」をあらわす言い方はたくさんある。すぐに浮かぶだけでも「ぼく」「おれ」「わたし」がある。男はこれらをふつうに使い分けるだろうが、これからは女もわからない。言葉も時代や世の中に応じて変化するものだ。 英語は「I(アイ)」ひとつだろうから…

自分

「自分」、「自身」、合わせて「自分自身」ほかにも「自己」、「自我」、「エゴ」、「セルフ」、さらにたんに「我」…しかも「我」と書いて「われ」と言ったり「が」と読ませたり。まぎらわしい。 使い分けはある程度は必要でも、基本的には「自分」「じぶん」だけでいいはずだ。心理学…

心体

「心身ともに」などと言う。心と身体。しかし「体」とはなんだ?「身」のことだろう。じゃあ、身体は同じ意味の文字を重ねている。 心と体を言うなら、あるいは心と体をひとつのものとして言いたいなら、それは「心体」がいい。 人間は心体なのだ。

イメージ

イメージは大切だ。 視覚や聴覚にうったえるものはもちろん、言語に関することも含めて、たいてい好き嫌いや感情、善悪や価値観なども、そのほとんどはイメージで決まる。とくに言語や文字や文章、会話、ようするに「ことば」を使うことは、そのイメージを大事…

「こだわり」はよくない

なんで「こだわり」とか「頑固さ」などがいいと思われるのだろう。いや、すくなくとも、そういう傾向やムードとか風潮などがあるのだろう。 なにかそういう「こだわる」とか「頑固」とかを、信念とか努力とか、あるいは「大勢に迎合しない」とか「自分をちゃんと持って…

「政治経済」という言い方

政治経済という表現は、いつから言われるようになったんだろう? めんどくさい話かもしれないが、これを「政治経済」といったり「政治・経済」と、政治と経済のあいだに「・」という符号をつけたりもする。 しかしまあいい。要するに政治と経済のことなんだろうが…

ノンポリも文化

ノンポリを正確に言うのではなく、ここでは単純に政治的無関心のこととする。そのほうが話が早い。 ノンポリが多いのは平和な証拠だ。最近それを誰か政治家が言ったとかなんとかは関係ない。じっさい僕はそう思う。なぜノンポリがいけないように思われる風潮…

サブカルチャー

サブカルチャーとかポップカルチャーとか、僕は詳しく知らない。「傍流」「亜流」とか、大衆的とか、いや大衆的になれば「一般的」になるから、すでにそれは違うかとかーーまあ、よくは知らないが、ようするに、「いっぱん的ではない」ものとか、マニア的だとか「知る…

「難しいこと」とは

科学や技術、体力などの運動的なことーーそういうこと以外での、いわゆる「難しいこと」とか「難しい話」とかいうのは、まあ、たいてい政治や社会、哲学や思想とかーーそういうたぐいのことが多いだろう。もちろんほかにもいろいろあるだろうが… その手のものや…

日本人に思想はいらない

日本人に思想は要らない。日本人の個人はべつだが、総体としての日本人には思想は必要ない。そして思想を持つこともできないかもしれない。 思想は、必要があって身につく。意識するしないに関わらずに、必然的に思想と自分自身とが、いっしょになっている。…

自民党とマルクス主義

「自民党は最も社会主義的な政党だ」 かなり聞く言葉だ。どこの誰とは特定できないが、メディアや本などで、比較的によく聞くような主張であるような気がする。 その内容をどう考えるかはべつにして、毎年のように国の借金が膨れ上がり、その主要な原因が福祉…

第9条と自衛隊の共生

憲法第9条と自衛隊は共存し共生している。 警察予備隊から保安隊を経て成立した自衛隊であるが、発足の当時から、それが憲法違反である「戦力」である疑いは言われていた。しかし自衛隊は発足した。それが戦力であるか否かの論議を続けながら、しかし必要な存…

現実と理想主義の共存

日本文化は、現実と理想主義の共存社会である。実際に日常生活や仕事、人間関係などで、天然にやりやすいことを選択している。特別な意識がなくても、ものごとがスムーズに進んでいく方向に向かうのだ。しかし、だからといって、すべてがうまくいくわけでは…

日本文化の未来

日本文化の未来は明るい。日本文化はますます発達する。それは独自性が少ないからだ。日本文化は、他者や他文化および多文化によって成長する。 日本文化には確執や対立、矛盾が少ない。素直に感性に任せ、理屈や理論にこだわらず、よいと感じることに進んで…

サブカルチャーはよい

日本文化はサブカルチャーだ。だから面白い。 アニメ、漫画、特撮、ゲーム、CM、それらに連なるかもしれないが、付録やオマケ、お菓子や玩具それらに関連するキャラクター商品、テレビ番組などの主題曲や挿入歌、コスプレ・ファッション。 近代やもっと昔か…

軽くていい

日本人および日本文化は軽い。軽いからいい。軽いことが悪いことのように思われていた。でも違う。軽いとは、柔軟で寛容なことだ。受容性があるということだ。 人真似もする、独創性が乏しいと言われることもある。それでいいではないか。だからといって、な…

日本らしく戻った

明治維新以来、日本のいわゆる「進歩的知識人」と言われる人達は、西洋の文明を「簡単に受け容れていいのか?」「きちんと考えなければいけない」といったことを考え、主張してきた。それが良いことのように思われてきた。 しかし最近は、「なにもそんな難しい堅苦…

軍隊との違い

自衛隊が軍隊と違うのは、軍隊が「戦う」が前提であるのに対して、自衛隊は「戦わない」が前提だということだ。自衛のために戦う、それは多くの国の軍隊が言っている。しかし自衛隊は、違う。戦うとは相手を倒すことだ。自衛隊は、倒さない、壊さない、殺さない…

forceの表記をやめよ

自衛隊は戦力ではないのだから、英訳のforceの表記をやめるべきだ。すぐにでも改めよ。abilityにせよ。 自衛軍や防衛軍ではだめだ。軍とついてはいけない。 自衛隊は自衛力なのだ。戦力なき自衛力だ。戦力はないが、自衛の能力をもった組織なのだ。 自衛隊は…

自衛能力

自衛隊は、自衛力である。自衛軍でも国防軍でも防衛軍でもない。それは、abilityーー「能力」だ。それは戦力でも軍事力でもなく、もちろん軍隊でもない。自衛能力のことである。 自衛隊は戦力ではない。だから合憲である。改憲の必要はない。

戦力なき自衛力

自衛隊は、戦力なき自衛力である。 かつて「戦力なき軍隊」と言った人がいたが、それは間違いだ。戦力なき自衛力というべきだ。 戦力だから軍隊だ。軍隊と戦力は事実上同じだ。憲法は戦力を認めていない。だから当然軍隊も認められない。だから自衛隊は、軍隊…

自衛隊という名称が大事

自衛隊は、あくまで自衛隊だ。ほかに名称を変えてはいけない。自衛隊の最大の意味は、軍隊でなく自衛隊と名乗ることにある。なぜ自衛隊なのか?もちろん軍隊では憲法違反になるからだ。では改憲したらどうなるか、もちろん戦力保持に変えた場合だ。おそらく…

誕生したことが合憲

自衛隊は、生まれたことで合憲になった。自衛隊が存在しなければ、自衛隊は違憲であろう。違憲であれば、当然、誕生することはない。しかし自衛隊は誕生した。創設されたことによって合憲になったのだ。もしそれが「でもあれは違憲の存在だからやめるべきだ」…

既成事実も文化だ

自衛隊は既成事実の積み重ねの上に成り立っている。既成事実は文化の結晶だ。合違憲を問う前に作り、作ってから合違憲の論争になる。違憲の疑いが強いが、しかし実際にそれが組織され制度化し、しかも一定の必要な活動をして、その後も廃止される気配がない…

感性の日本文化

日本文化が感性の文化だなどと言えば、何を今さら、と言われるだろう。こんなことは当然すぎると認識されているからだ。それは前提だが、しかし今までは、日本文化を語るときに、あまりにも理屈を言い過ぎたのではないだろうか?やれ禅の影響だの、「静と動」…

日本国民の精神

日本国民の精神は、きわめて物理的な現実生活の思想化によって形成された。すなわち9条、自衛隊、自民党、そしてマルクス主義である! 9条は絶対平和の要である。これは徹底した物質主義に成り立つ。どんな精神主義も言動も、いのちと平和を守るというきわ…

戦後日本の四大文化

戦後日本の四大文化、それは憲法第九条、自衛隊、自民党そしてマルクス主義である。 第9条はたんに憲法条文に終わらず、日本人に平和第一主義の精神と戦争放棄の理念を徹底して育ませた。 自衛隊は、9条のもとに、憲法違反の批判に曝されながら、それを生…

自衛隊は日本の文化

自衛隊は、わが日本国の文化である。反戦家や国民から70年近い時代を「憲法違反」「軍国主義の復活」と批判され、罵倒され、それをひたすら耐えに耐えて、人命救助や災害復興作業に努め、海外の人道支援に誠実に関わり、しかもその間に日本の防衛に平和を害し…

自衛官と改憲

自衛官は改憲を望むだろうか? 結論をいえば、もちろん「判らない」と答えるしかない。自衛官にもいろいろな人々がいるだろうし、十把一絡げに言うことは出来ないし、決めつけることも出来ない。 ただ、それはそれで、思い出すのは、三島由紀夫が市ヶ谷でクー…

自民党本領発揮のとき

自民党の本領発揮の時がきた。護憲である。護憲こそ、自民党がその本領発揮の最大の効力を示す ことである。 自民党は最大の政党だ。つまり最も多数の国民の支持を得た政治組織なのだ。それは日本を代表する実力を有する団体で日本国民の意識の象徴である。…