自民党本領発揮のとき

自民党の本領発揮の時がきた。護憲である。護憲こそ、自民党がその本領発揮の最大の効力を示す ことである。
自民党は最大の政党だ。つまり最も多数の国民の支持を得た政治組織なのだ。それは日本を代表する実力を有する団体で日本国民の意識の象徴である。その自民党改憲勢力を確保したかぎり、護憲を確保できるし、またそうしなければならない。
改憲は最大の愚行である。
自民党改憲の主張は、護憲の守り手としてこそ意味がある。護憲が前提であったからこそ改憲論は意味をなしてきた。それは改憲に対する危機意識を確認し護憲の支持を確実にすることが意義をもってきた。改憲が実現してしまえば、改憲論や改憲勢力の存在理由はなくなってしまう。改憲論は、改憲勢力の存在意義のためにあるのだ。改憲をしてしまったら、改憲勢力の意味はなくなる。
自民党は、みずからの党の存在意義、自民党アイデンティティそのものである。改憲によって自民党の存立意義を放棄してしまうことは出来ない。