2022-07-18から1日間の記事一覧

真理

真理は解らない。真理らしいことは解るかもしれない。真理だと思うこともある。しかし本当のところは解らない。いえることは、真理を欲するかどうかだろう。それが科学や自然のことであろうと、社会の仕組みや善し悪しのことであろうと、あるいは人の心や生…

丁寧に関わる

人でも物事でも、仕事でも生活でも、丁寧に関わることだ。数をこなすのもいいが、より大切なことは、1個1個のことに丁寧に取り組むことだ。それが実際に、うまくいくことにつながり、自信もつく。 これは、もちろん個人でもそうだが、集団や社会でもいえる…

目的

目的が大事だ。あたりまえだが。 ことば、しぐさ、行為、嘘、まこと、感情、論理、論理めいたもの、評判、そしてイメージ。 内容は結局で証明される。心はイメージで伝えられる。 納得のいかないことを貫くのが真理だ。ただイメージで動くことが力をもつ。軽…

ことばと情報

情報は「ことば」を乗せて世界を駆け巡る。世の中を回る。人々の意識の、そのほんの片隅を撫でて通り過ぎて行く。そのほんの少しが、ときには巨大なエネルギーとなって人々を動かす場合もある。 「ことば」は情報に乗って飛び交うのだ。花粉のように。 すべては…

機能

社会は機能だけだ。すべては機能するかしないかだ。そこに、ほんの少しの「仕組み」という存在が働く。その仕組みによって機能は左右し、揺れ動く。「しくみ」と機能で社会はつくられているし、動いている。人間は、その仕組みと機能で目まぐるしく回る「社会」の…

ニュアンス

ニュアンス。日本語に無理に訳す必要はない。ニュアンスはニュアンスでいい。このニュアンスで社会は動き、回っている。ニュアンスで社会は生きている。ニュアンスが社会を活かし、その社会で人間は生きている。 ものも、行動も、ことばも、憎しみも悲しみも…

人間はいつの時代も「死」のことを考えてきた。だが本当は「生きる」ことを考えてきたのだ。生きているあいだは死なない。だから死がどうのこうのではない。それは「生きることをやめる」ことに対する恐怖や不安やこだわりなのだ。生きていればいいだけのことだ。…

目立ちたがり屋

なぜ人は、目立ちたがるのか?ーー注目を浴びたいからだろう。なぜ注目をされたいのか?自分が「必要な存在」であり「みなにとって大切である」という確信が欲しいのだ。 それは「めだつこと」=「認められること」ではないと気づけば、おのずとなくなる。 小さな社会…

小さな社会

小さな社会が便利で安全だ。基本的に社会というのは、みなが顔見知りのほうがいい。権力や権力者は殆どその必要がなく、必要がないから結果的にそれも生まれない。法や制度は、必要最小限の規則的なことですむ。煩雑な法律によって混乱することもすくなく、…

競争と社会

競争が社会を作った。社会が競争を作ったのではないと思う。競争が敵と味方の関係を作り対立そして争いを生んだ。優劣と差別が生まれた。傷つけあい、善悪を決めたがり、憎しみと悲しみの世界になった。人々は不幸になった。社会は、組織と制度と仕事ででき…

競争

競争のすべてが悪いとは言わない。 ただ、社会における競争ーー戦争、政治、経済ーーこの三つは、害が多い。戦争が戦いで殺し合いと破壊であることは今さら言うまでもない。これは、簡単になくならないが、できればなくす方向にしたいとは多くの人々が思って…

普通

普通・平凡・大衆…それがいちばん、一般的な人々で当たり前の生き方のはずだ。そしてよくドラマや小説や道徳的な言い方で「平凡がいちばん」などという。しかしそう言われているということは、そうでないから、あるいは、なかなかそうできない人々が多いからで…

「本質」とは何か

「本質」とは何だろうか? じつは本質などというものはない。 すべて現象で、あらわれている現実がすべてなのだ。 わかることや感じるものがすべてで、そこに本質だの根本だのはない。だから難しいことを考えなくてもいいのだ。ふれることすべてが事実だ。感じ…

映画「原爆の子」

映画「原爆の子」を初めて観たのは、小学生になる前だったと思う。何歳だったかは覚えていない。 原爆投下の時の場面が怖かった。 人々が焼けただれていく場面が、鮮明に描かれていた。目をそむけた。 ずっと後になり成人してから再び「原爆の子」を観た。たぶん…

一人称単数で「自分」をあらわす言い方はたくさんある。すぐに浮かぶだけでも「ぼく」「おれ」「わたし」がある。男はこれらをふつうに使い分けるだろうが、これからは女もわからない。言葉も時代や世の中に応じて変化するものだ。 英語は「I(アイ)」ひとつだろうから…

自分

「自分」、「自身」、合わせて「自分自身」ほかにも「自己」、「自我」、「エゴ」、「セルフ」、さらにたんに「我」…しかも「我」と書いて「われ」と言ったり「が」と読ませたり。まぎらわしい。 使い分けはある程度は必要でも、基本的には「自分」「じぶん」だけでいいはずだ。心理学…

心体

「心身ともに」などと言う。心と身体。しかし「体」とはなんだ?「身」のことだろう。じゃあ、身体は同じ意味の文字を重ねている。 心と体を言うなら、あるいは心と体をひとつのものとして言いたいなら、それは「心体」がいい。 人間は心体なのだ。

イメージ

イメージは大切だ。 視覚や聴覚にうったえるものはもちろん、言語に関することも含めて、たいてい好き嫌いや感情、善悪や価値観なども、そのほとんどはイメージで決まる。とくに言語や文字や文章、会話、ようするに「ことば」を使うことは、そのイメージを大事…

「こだわり」はよくない

なんで「こだわり」とか「頑固さ」などがいいと思われるのだろう。いや、すくなくとも、そういう傾向やムードとか風潮などがあるのだろう。 なにかそういう「こだわる」とか「頑固」とかを、信念とか努力とか、あるいは「大勢に迎合しない」とか「自分をちゃんと持って…

「政治経済」という言い方

政治経済という表現は、いつから言われるようになったんだろう? めんどくさい話かもしれないが、これを「政治経済」といったり「政治・経済」と、政治と経済のあいだに「・」という符号をつけたりもする。 しかしまあいい。要するに政治と経済のことなんだろうが…

ノンポリも文化

ノンポリを正確に言うのではなく、ここでは単純に政治的無関心のこととする。そのほうが話が早い。 ノンポリが多いのは平和な証拠だ。最近それを誰か政治家が言ったとかなんとかは関係ない。じっさい僕はそう思う。なぜノンポリがいけないように思われる風潮…

サブカルチャー

サブカルチャーとかポップカルチャーとか、僕は詳しく知らない。「傍流」「亜流」とか、大衆的とか、いや大衆的になれば「一般的」になるから、すでにそれは違うかとかーーまあ、よくは知らないが、ようするに、「いっぱん的ではない」ものとか、マニア的だとか「知る…