戦後日本の四大文化

戦後日本の四大文化、それは憲法第九条、自衛隊自民党そしてマルクス主義である。
第9条はたんに憲法条文に終わらず、日本人に平和第一主義の精神と戦争放棄の理念を徹底して育ませた。
自衛隊は、9条のもとに、憲法違反の批判に曝されながら、それを生き抜くことで成熟した組織に成長した。
自民党は、現実社会の方向を定めることで、国民のコンセンサスを形成した。
マルクス主義は、資本主義と帝国主義に真っ向から立ち向かうことで、権力に正義の抵抗を続けた。
相矛盾するように見える、或いは本当に矛盾と葛藤を繰り返しながら、この四つの現象は、社会の根本原理をぶつけ合いながら、互いに自己を高め合った。それらはすでに文化となった。
第9条、自衛隊自民党マルクス主義ーーこれは戦後日本の基盤を築き上げた四大文化である!