2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

主観の時代

主観の時代が来た。 かつては「客観」ということが重視され、客観にこそ真理や真実があると思われていた。 しかし現在では、主観こそが、ものごとを認識する上で最も大切なことになった。大半の真理や真実は、主観によって決まるようになった。 人は、ものごと…

好かれているという幻想

自分が他人やみんなから、好かれているという幻想に浸るのがいい。 よく「自分を好きになりなさい」ということを聞く。それは難しい。それができる人はそうすればいいが、難しいと思うなら無理にしないほうがいい。 自分を好きになる場合は、好きになるのは自…

集団と暴力性

集団とくに閉鎖的な場所での規則・管理・権威・暴力・支配といったことについて、心理学的な実験や研究のことはよく聞く。 いわゆるロールプレイとか模擬実験とかーーとくにそれは、ホロコーストなどに代表されるような、抑圧や暴力や権威主義的なことによっ…

日本は帝国主義だったか?

戦前の日本は、帝国主義だったか? 国名が大日本帝国というのだから、帝国だったと言って間違えとは言わないし、少なくとも日本自身が帝国を目指していたのであろうとは言える。 実態としてどうかといえば、植民地を持っていたし侵略戦争もしたのだから、基…

国家の変容

僕は、人々が基本的に、あまり政治に関心を持たなくてもいい状況なのが、良い社会だと思っている。 多くの人々が政治に煩わされる世の中、いやでも政治を考えざるを得ない社会、それは良くないと思う。政治が必要悪なことは判るが、あくまで必要「悪」であり、…

人は言葉で動く

人の感情と行動は、言葉で動く。言葉によって左右される。とくに集団の場合は、理性はおざなりにされ、言葉のもつ魔力によって、情念が生じ、そういう情念・情動といったものに突き動かされる。 多数の人々を味方にするためには、情念・情動に触れやすい言葉…

好かれる自分になる

自分がひとから好かれることが大切だと思う。それがいちばん大事だ。自分自身が、みんなから好かれるようになれば、それは結果的に、皆が仲良く平和で幸せだということだ。 それぞれの人が、1人1人のひとが、みんなから好かれたらいいのだ。 みんな、自分…

執着

執着は、捨てようとすれば、むしろ強まる。本当に執着をなくしたいと思うなら、期待をなくすことだ。 期待を消すとは、受容のことだ。受容は、負(ふ)の感覚や感情を肯定的に転換することだ。それは結果的な得を選択することだ。 受容の心で真の得策を選択す…

情動の力

人間は情動で動く。 集団の意思は、尚のこと情動の占める割合が大きい。 パニック、災害、民族や宗教などが大きな原因になる場合の集団の感情そしてもちろん戦争はその最たるケースといえる。 情動は集団ヒステリーの理由の大半を為す。 そして情動を左右す…

情報は全て作られたもの

「ニセ情報」とか「それは作られた情報だ」といったことを聞くが、そもそも情報というのは、全て「作られた」ものだ。それが作為的か否かはべつにして、必ずなんらかの「創造」といえる。 悪意や格別な意図がなくても、ものごとが伝播するということは、そこに本来の…

情報戦

情報戦という言葉はよく聞く。軍事的なことに限らず、企業など経済のこと、選挙など政治がらみのこと、そのほか仕事や公的な問題から個人的な人間関係のことまで、世の中のさまざまなものごとに情報は欠かせない。 しかしそんなことは昔から判っていたことだ…

人気と実力

人気(にんき)と実力ということが言われる。とくに芸能人の場合などは、「人気はあるが実力はない」といった言い方もされる。しかし「人気も実力のうち」とも言うし、とくに芸能人などは「人気商売」という言葉さえあるのだから「人気こそが実力」だともいえる。 タレ…

利己的と利他的

利己的・利他的というが、じつは根本は同じだと思う。 個体としての「自己」を優先するのを利己的というのに対して、個体を超えて全体を「自己」として全体を優先するのが利他的というのだと思う。 いずれにせよ、人間も生物だから、生物としての種(しゅ)を維持…

欲望と破滅

欲望はたいてい破滅につながる。本質的に欲望は破滅を求める。 欲望が破滅に向かう頂点のものが、集団的で組織的な暴力行為である戦争だと言える。 戦争は破滅志向の最も強いかたちであり、それは自他を問わず破滅に向かう。一見、相手を破壊する目的に見え…

EUと国連

国連がその機能で限界が大きいというのは昔から言われた。しかし同時に、その限界を踏まえた上で機能を拡充しようとしてきたことも事実だろう。 EUは、西欧の大陸の中心部から派生して、経済から始まったが、今は政治や法的なものを含め、文化的なことまで包…

アメリカの国民

アメリカの国民は、不安と自信喪失なのだと思う。 トランプもバイデンも、ハッキリと限界があり過ぎることは明確だ。あまりにも「仕方がない」の諦めムードを自身に言い聞かせようとしている。 党派性を除いても、大統領候補は、思い切ったことをやれそうな人…

大統領候補はコルテスを

来年のアメリカ大統領候補はコルテスがよい。 バイデンもトランプもサンダースも、年寄りだ。 もちろんロシアのプーチンも年寄りだ。 アメリカは変化を求める国のはずだが、昨今の大統領候補について言えば年寄りばかりだ。 女性・非白人・リベラルーージェ…

政治的無関心

政治的無関心と聞いたとき、どのようなイメージを描くだろうか? かなり時代や国、そしてもちろん個人で大きく違うだろう。だからひと言でそれに対して、あれこれと言い切れない。 一般的には、政治のことを考えなくてもいい状態のほうが、比較的に幸福な時…