情報は全て作られたもの

「ニセ情報」とか「それは作られた情報だ」といったことを聞くが、そもそも情報というのは、全て「作られた」ものだ。それが作為的か否かはべつにして、必ずなんらかの「創造」といえる。

悪意や格別な意図がなくても、ものごとが伝播するということは、そこに本来の事実は変形したり、余計なものが付いたり、逆に重要なものが落ちてしまったり、それが当たり前だ。伝言ゲームなどを考えれば判る。

ましてそこに、作為的な情報操作や文字通りの「ニセ情報」などが加わる。

情報の真偽は殆ど判別ができないと考えていていい。

そして作られた情報により、「事実」が作られる。

けっきょく事実・真実というのも、それは事実・真実だと「信じられる」という意味なのである。