EUと国連

国連がその機能で限界が大きいというのは昔から言われた。しかし同時に、その限界を踏まえた上で機能を拡充しようとしてきたことも事実だろう。

EUは、西欧の大陸の中心部から派生して、経済から始まったが、今は政治や法的なものを含め、文化的なことまで包括する共同体的な存在になりつつある。

限界や欠陥を指摘されながらも国連は、やはり世界規模の課題を考える上で最重要なものであることを否定できない。その国連は、EUとの相互自立の上で協力関係にあるべきだろう。

EUが国連で権力的になるべきだということではない。ただ、今後EUが国連にとって重要な存在になっていくことは確かだと思う。