防衛大の教育内容に関心を

平和を望み戦争をしないためには、防衛大学校の教育内容とくに、いわゆる一般教養のことに関心を持たねばならない。なぜなら、職業としては、幹部自衛官ほど深く広い教養を必要としなければならない者はいないからだ。これは自衛隊の存在をどう思うかという問題とは関係なく、必要なことだ。

現実に存在しているものに対して、とくにそれが社会的に重要な、あるいは常に大きな論争になることに対しては、それに否定的な者こそ関心を持つべきだ。そうでなければ、それは単なる反撥になり無知を生み、結果それは自分の最も恐れる方向に進むことになるだろう。

平和を希求する者は、自衛官の教養や社会認識にもっと関心と責任を持つべきである。