2022-04-16から1日間の記事一覧

「守りたいもの」を考える

戦争そのものが悪だということは、それを一般論としては多くの人が思うことかもしれない。ただ、それぞれの国や国民、民族、思想や宗教、そして最終的には個人のことになるのであろう。もちろん、時代によっても違いは大きいだろう。 昔あるジャーナリストの…

第九条と不安

九条は二つの意味で「不安」を持たせ続けている。 1つは「改憲されて自衛隊が正規軍になってしまうのではないか」という不安であり、もう1つは「現行憲法のままでは日本の安全を守れない」という不安だ。いずれも、1950年代のなかば頃から現在に至るまで、おおよそ…

安全保障という欺瞞

ロシアは大変なことをしてくれた。時代遅れの帝国主義のような真似ごとをした。これでまた世界は、安全保障という名の軍事力を中心にした政策や外交になっていく。タカ派のトランプ大統領が敗れ、それじたいは問題であるがコロナのことで世界的にはみなが協…

プーチンいじめ

国際社会とメディア報道は、こぞってプーチンに対して批判を続けている。プーチンが悪いのだから仕方なく、 当然だと思う。プーチンがいじめっ子でウクライナがいじめられっ子だとすれば、ほかの子供達や生徒会、あるいは先生やPTAや隣近所など…ようするにそ…

ロシアの核兵器使用を挑発するマスメディア

マスメディアはロシアの核兵器使用を危惧する報道をしている。これはロシアに核兵器を使わせたいからだ。そういった報道じたいが、ロシアを刺激し、ロシアに核兵器使用の機会を与えているのだ。核兵器使用のメディア報道によって、核兵器使用という可能性が…

世界軍国主義の始まり

ウクライナ=ロシア戦争によって、世界は安全保障を重視し、とくにNATOを中心に軍事力に頼る傾向を示している。ロシアが、かつての西欧による帝国主義を復活させようとするのに対抗するように、西側諸国は軍国主義の復活の方向に舵をとったようである。 日本…

自民党は天皇である

自民党は天皇に等しい。それも旧憲法の天皇に近い存在だ。もっといえば、戦前の天皇の権威と権力に議会や官僚などの支持・協力が加わった総括的社会集団体制だといえる。 政権党は自民党に決まっていて、選挙は自民党に対する信任投票である。これはなかばセ…

政治は人間の病気である

政治は最も人間らしい性癖である。 政治家になる人間は、最も下品だが頭は良い。勝つことだけに突出した能力を発揮し、それ以外の人間性はすべて退化している。それは男の性質が最も集約した姿である。 プーチン大統領のことを人間として悪られく言うのは正…

三島由紀夫の甘さ

三島由紀夫が自衛隊にクーデターを起こさせようとして失敗したのは当然のことだ。そして三島自身がそれを予想していたことだ。ただ、三島があれほど動揺し失望したのは、そうはいっても、自衛官たちが、あそこまで不まじめで無気力、罵声の連打を浴びせると…