障害者を文化に

障害者の存在それじたいが文化になる必要がある。障害者が芸術・芸能や文学や学問などをするということではない。もちろん、してもいいし、現にそういうことに関わる障害者はいる。しかしここでいうのは、障害者が何をするかしないかに関わりなく、障害者の存在そのものが文化として認識されることだ。

障害者はアイデンティティ文化となるべきだ。それはあらゆる社会で、あらゆる人々にとって、重要で不可欠な「不足」を補う役割を担うことになるだろう。