評価なき幸せ

高い評価を得られなくても幸せな感覚でいられることが一番良いのだと思う。だから年齢も性別も問わず、その人間が、そのままで楽しければいいという感覚でいられるようにすること、そういう環境・社会であることが大切だと思う。

そのままで基本的にはいいのだが、人間関係や社会生活をしていくための最小限のことは教わり、学んで経験していく必要はある。自分らしさも周囲との協調も、その両方を大事に考えていけるようになることが望ましい。社会とか世の中は、そういう1人ひとりの個人を大切にしながら発展をしていくべきだと思う。

欲望や承認欲求といったものを否定するのではなく、そういうものが必要なくてもみなが幸せになれる、そう感じることができるような環境作りが大切なのだと思う。

言葉でいうほど容易でないだろうが、まず世の中にはじつに様々な色々な人がいるということ、それをまず認識すること。次に、世の中には、現実にはたしかに難しい問題が溢れているが、それでも自由というものが、みなが幸せになるためには、どうしても大切なものだということを知ること。そして最後に、自由という価値のなかで、いろいろな個性の人がいるという前提で、みなが互いの関わりを大切にしていくこと。丁寧な関係が、平和と幸福を築くということ。そのように人々が生きていけるような世の中になってほしい。