多忙と充実

ひとは自分が必要とされることを求める。だから多忙なことが必要だ。「忙しい」という状態で、自分が他者や世の中のために何かをやっている感覚になれればいいのだ。本当のことは解らない。そのように感じられていればいいのだ。

自分が何かで役立っている感覚を「忙しさ」で確保していれば、自己承認欲求が充たされる。それで孤立感・疎外感がなくなり、それで他者や世の中に対する嫉妬心や不満がなくなる。結果、差別や暴力はなくなる。

できるだけ多くの人々が「忙しい」状態になるようにすることが社会に求められる。