無限欲望の犯罪

男のもつ犯罪性とは、無限欲望のことだ。男の本能および欲望・欲求は無限である。それは満足がない。たとえ満足した気がしても、すぐさま新たに欲望は湧き出る。

この男の無限欲望は、それを拡大させようとして、拡大が不可能になると破壊および暴力になる。暴力はまた支配の欲求になり、権力と優劣の欲求となる。

人工的な精子の開発が求められる。

純然たる人工的な精子と受精が可能となれば、男の存在は必要がなくなる。人類は女だけになる。それは現実的には性別のない状態に等しい。生殖や出産といった「性」はあっても、性別は事実上なくなる。

男が存在しない、事実上の女だけの世界が理想的な人類のかたちであろう。