ウクライナ戦争は代理戦争だ

状況や時代は違っても、ウクライナ戦争は代理戦争だ。それは米ソ冷戦時代のベトナムに似ている。
自由と民主主義を守るためにウクライナは戦っている。そしておそらくウクライナはその目的を達する可能性は大きいと思う。それは大国といえども、容易に侵略をできないという証明となるだろう。それじたいは、もちろん肯定すべきことだ。
しかしそれはウクライナの人々の犠牲によるものだ。戦争という過酷な現実があってのことである。NATO諸国をはじめ各国がウクライナに武器を供与し、その武器でウクライナ国民は戦い、多くの死傷者を出している。それはウクライナの国民や国家が求めていることであるが、それでも戦争が続き、人命が失われ続けていることはたしかだ。ウクライナ支援は当然としても、戦争が長引くことが戦闘と、それに伴う死傷者と破壊の拡大であるということ、それは忘れてはいけない。