戦争は男の犯罪

戦争は男が欲し、男がする。女も戦争に賛成したり同意することはある。女も積極的に戦争に参加したり、ときには戦争を指導することもある。それは女が男になっているときだ。本質的には、戦争は男にしかできない。ではこういう言い方もできるだろう。「戦争は女を男に変える」と。
プーチンやロシア軍を批判し糾弾するのはいい。ウクライナに同情し支援するのもいい。ただ例えばドイツの首相が優柔不断だとか、その首相に政党や政治家たちがウクライナへの武器支援をもっとしろとかーーそういうことは、くだらない。「くだらない」と思う。どちらの立場や主張や政策などが、正しい間違っているということではない。こういうことの現象じたいが、男をやっていることだという意味で「くだらない」のだ。政治家が男か女かということは関係ない。戦争、暴力ということに関わり、それに熱を入れて、やっきになっているということ、そのことじたいが男の愚かな行為だということだ。
戦争は男が始め、それは巨大なエネルギーとなって自己増殖する。そのエネルギーが尽きるまで、戦争は続く。