政治は人間の病気である

政治は最も人間らしい性癖である。
政治家になる人間は、最も下品だが頭は良い。勝つことだけに突出した能力を発揮し、それ以外の人間性はすべて退化している。それは男の性質が最も集約した姿である。
プーチン大統領のことを人間として悪られく言うのは正しいかもしれないが、政治家としては優れている。男としては真の男性の極致だといえる。
ロシアを倒そうとやっきになっている西側諸国は、おのれの力を誇示したがる男集団の野合にすぎず、そこはプーチンと五十歩百歩だ。
政治ーー人間のいびつさの極み。ゆえに政治に関心を持たず、1回も選挙の投票をしなかった人は、最も人間的に完成した存在だといえる。政治は、暴力をいかに正当化し、それにもっともらしい名目をつけ、それにより称賛を得ようとする行為だからだ。
非政治的な人間こそ、真に必要な人格であり、本来は政治家になるべき人物だ。ただしそういう人は政治家に成らない。したがって、良い政治家は決して存在しない。
プーチンとそれを責める各国の政治家は、最も愚劣な…つまり最も政治家らしい政治家のオンパレードだ。主役はプーチンである。