御都合主義に決まっている

人間は御都合主義に決まっている。

たとえ自分で、どんなに「自分は絶対に御都合主義に考えない」と思ったとしても、必ず御都合主義になるのだ。自分がそう認めないのは自由だが、御都合主義になるというのは、事実なのだ。

ならば御都合主義を当然として生きたほうが楽で自然態だ。

感じ方しだいだ。

受け止め方ひとつだ。

考え方も解釈の仕方も優先順位も、好きも嫌いも、優劣の序列も、ぜんぶ自分が都合よくやっている。そう思っていないつもりでも、そういうふうに人間はできている。

感情や体験で、その時々の状態で、ひとは、どのようにもなり得る。

自分の気持ちや状況しだいで何もかも変わる。それでいい。すくなくとも、それはいちばん素直な生き方だと思う。