すべて主観

悪は客観性から生まれる。厳密に言えば「客観的と思われる正しさを信じること」だといえる。

主観的な、感覚的な、自分が欲する気持ちから為すことは、それがすべて自身から発する。

客観性があるように思われることは、自分以外のものを拠り所にする。これほど危険なことはない。そこに自己はいない。客観性とは、他者に誘導されていることにすぎない。

客観など存在しない。存在するのは客観という思い込みだけだ。