感情の悪

感情に善悪の区別はない。感情は悪でしかないからだ。キレイゴトは感情を美化することから生まれる。不思議なことに「悪」だからこそ、それを擁護しようとするところが人間にはある。人間はどうしても悪を認められないのだろう。だから人間は「悪」なのだ。
おそらく人類は生物のなかでは相当に異例で「いびつ」な存在だろう。人類は存在じたいが不幸だといえるし、だから人類に期待をすることじたいが本来は間違いだが、しかたがないだろう。だがら人類は愚かなのだ。
無駄な努力をするのが人間だ。
人間は愚行しかできない。それが人類のよいところなのだと思う。