文化と文明

文化はふつう生活様式と定義される。衣食住をはじめ、家族形態や、遊びや行事。それにとくに芸術や芸能などが加わる。また一般に宗教や道徳や思想などが含まれる。人々の生活や社会の風習や慣習も加わる。

文明は、文化に似ているが、とくに社会的・技術的そして政治的なことがイメージされることが多い。それはかなり権力的な感覚が強い。国家や民族など社会集団の権威主義的な感覚が強い。

文明という場合、そこには優劣の価値観や感覚が強い。また文明に対して、野蛮や未開といった差別的な感覚が強い。

今後は、すべての民族や歴史性などを含めて、優劣や差別・偏見で見るのではなく、並列的な水平的な、さまざまな文明が平等に並存していると考えるべきだ。

文化も文明も、競ったり優劣をつけるものでなく、平等にそれぞれが共存していくべきことだと思う。