左翼の熱意だけ尊重せよ

左翼思想や左翼運動は、その熱意だけを尊重せよ。熱意は青春のエネルギーであり人生の糧となる。

しかし左翼の政治や国家は信じるな。左翼は理想主義だから、情熱的になる。だが理想主義ゆえに、現実の壁にぶつかることが多い。そのときに焦りが生じる。焦りは他者へのいらだちと反発になり、それが自分と異なる者に対しての憎悪と攻撃性に転嫁される。そして結果的には、保守的な政治家や思想家以上に、抑圧的で暴力的なものになる。

左翼は情熱の発露である。そこからさまざまな可能性を模索していくことが望ましい。しかし現実政治や実際の改革には適さない。

しかし左翼思想は、青年の指針となる。これだけは信じていい。