時代と歴史そして世代

時代とは何か?すべてだ。

歴史とは何か?普遍の過去だ。

世代とは何か?個人の記念写真だ。

時代・歴史・世代ーーその三つが寄せ合って「とき」は作られる。

個人が、たとえわずかでも、記憶と歴史的な事件が重なれば、それはその個人にとって「普遍的な時代のひとつ」となる。それ以外は歴史とは時代劇にしかすぎない。そうでなければ進級と進学のための年表暗記というだけのことだ。

しかし…

ひとは「とき」のなかで生きている。その人生が不幸でも幸福でも「とき」からは逃れられない。