真理の浮遊性

真理は大げさに聞こえるなら、「ほんとうのこと」でもいい。
ほんとうのこと、は「ほんとうは」わからない。ほんとうだと思っている、ほんとうだと感じている、それが実際のところは「ほんとう」なのだと思う。
それでも「ほんとうのこと」は、やはりいいものだという気がする。そういう気持ちも、それはそれで、またいいという気がする。全部ふくめて「ほんとうのこと」というのかもしれない。