助け合うとは?

助ける者がいる。助けられる者がいる。両者がいて、助け合いになる。
しかし時々、助けるほうが、助けられるほうよりも偉い尊いと思われがちになる。あるいは、助けられるだけではいけないような見方もある。また助けるだけでは損だといった感覚がもたれることもある。
しかし、それらを全部ふくめて「助け合い」なのだと思う。
助けるだけの者がいる。助けられるだけの者がいる。助けたり、助けられたりする者がいる。助けるほうが、助けられるよりも、多い者がいる。その反対に、助けるよりも、助けられるほうが多い者がいる。
しかし、それでいいのではないだろうか。それで、かなり、うまくいくのではないかと思う。
たぶん、全体のことを、気長に見ていくと、けっきょくは、みんなそういうのを合わせて、結果的には、みな互いに協力しあって生きているということになるのだと思う。それが要するに「助け合い」であり「助け合う社会」なのではないだろうか。