こだわり

「こだわり」が良いことのように言ったり思ったりというのは、それは嘘だ。神話にすぎない。

こだわりを何か高級で特別なものと思い込みたいという我執にすぎない。コンプレックスをごまかしたい権威主義のあらわれでしかない。

本当に実際的なことで、その必要性のあることだけに、こだわりは大事なのだ。技術上のことや、優先順位の判断や、実際的に大切なことだけにこだわればよい。

まるで、こだわり自身が自己目的のような「こだわり」など、なんの役にも立たないし、それどころか、それによって本当に大事なものを見失ってしまうだろう。

少なくとも、重荷になっているような「こだわり」は捨てたほうがよい。