コミュニティこそ最重要

コミュニティを作ることが、いちばん大切だ。その人その人にとっての自分のコミュニティを作ることだ。
コミュニティとは、仲間感覚で共同体感覚のことだ。それは、組織や制度や形式や名称ではない。
家族だからコミュニティとは限らない。友人だからコミュニティとは限らない。恋人同士だからコミュニティとは限らない。同じ宗教だから思想だから、同じ趣味や嗜好だから、同じ民族や人種だから、コミュニティとは限らない。
コミュニティは、空間的にも時間的にも、つまり、同じ場と時を比較的に長く共有して、共感する感覚が強く、互いに協力をし合っているという感覚が強い、そのような関わり合いのことである。それは、具体的には、結果的に家族の場合もあれば、職場の場合もあり、サークルなどの場合もあるだろう。要するに、時と場を共有して、共感することが多い。それであればコミュニティなのだ。
家族だから職場だから同じ趣味の会だから同じ信仰をもつ宗教団体だから…等々で、それらが機械的にコミュニティになるわけではない。いま挙げたようなものは、コミュニティになり得るものの例えにすぎない。共有する時と場の上に、ある一定以上の「共感」が必要である。まとめると「共有の場の中に共感する人々の関わりを作ること」それがコミュニティだ。これからの世の中では、そういうコミュニティを、多くの人々が作っていくことがとても大切だと思う。