ヒトデが宇宙人は常識

僕は子供の頃ヒトデが好きだった。
べつにヒトデに詳しかったわけではない。ただ、ヒトデのかたちが好きだった。星形を綺麗とは思ったが、しかし星そのものがとくに好きだったわけではなく、天体に興味があるわけでもなかった。たぶん今から思うと、それは「動く星」のようで、そこに奇妙な美しさと好奇心を刺激されたのかもしれない。もちろん、このように考えることも、あるいは後付けの理由でしかないかもしれないが。
沖縄だったか、ヒトデを「海の星」と呼ぶとか呼ばないとか…それもいいかげんな記憶にすぎない。
しかし、では仮にヒトデを「海の星」とすれば、星は「空のヒトデ」ということになるか…関係ないかもしれないが、とつぜん「星形の砂」というのもあった気がして、急に思い出した。あれも、沖縄のほうのものだったか?…ああ、それはまあ、ともかく…
ヒトデはおもしろい。残念ながら、食用には適さないそうだ。食べて害になるかどうかは知らないが、まずいらしい。食べたことないけど。