民族の難しさ

ウクライナ=ロシア戦争に関しては、自分は少しでも早く停戦して、戦いが終わることを望んでいる。どんな理由があっても、戦争だけは絶対にするべきではなく、不幸にして起きてしまった戦争は少しでも早くやめるべきだと思う。
その上で、民族のことは、自分には解らないとても難しいことなのだと思っている。ただ言えることは、民族の問題というのは、これほどまでに深い困難なことなのだと感じたことだ。
冷戦が終わり、チトー大統領が亡くなったあと、急激に旧ユーゴスラビアが分裂し民族紛争が起きたとき、どうしてそうなってしまうのか解らなかった。いまも解らない。
しかし事実として判るのは、それがとても悲しいことで大変なことだということだ。自分には民族の正確な意味や定義さえできず、ただ民族が異なるというのが、こんなにも重大なことなのだと、そのことだけは事実として認識せざるを得なかった。
いずれにしても、「自分とは異なる集団」ということ。とてもひと言で捉え切れないことを考えざるを得ない。