語学の学び方

僕は語学ができない。たとえば中学生いや今は小学生から英語教育をしているとか聞くから、おそらく小学生が習う英語、その初歩のものでさえ、聴き取ることができない。
ファミレスなどで英語の会話が聞こえても、単語ひとつも聴き取ることができない。
語学は努力と慣れだとよく言われる。でも自分は、たとえば英語のテープなどを何度聴いても解らない。同じセンテンスを何十回と聴いても、全く効果がでない。
できないなら出来ないで仕方ないと思う。べつに語学を必要とする社会生活をしているわけではないのだから。
しかしそれはそれで、語学の苦手な人はたくさんいると思うが、リスニングや長文の解釈など難しいことはいろいろあると思うが…それでも語学の学習を少しでもやりやすくなるためには、どんな学習方法がよいのだろうかと、ときどき思うことがある。
これは英語だけかどうかは解らないが、なんとなく思いつくことはある。
とりあえず英語なら英語で…初歩から大きくつまずく人達は、たぶん習うこと覚えることが多すぎるのだと思う。
1つの単語ーとくに動詞なら動詞を覚えて、その動詞のあとに続く名詞を1つずつ覚えていくと、いくらかは解りやすくなるのではないかと思う。
苦手な者にとっては、次から次に新しいことを覚えていくのは更に大変だ。日常でよく使う動詞を最小限でいいので覚える。そして、その動詞のあとに持って来る名詞を1個ずつ、何回も繰り返して使う。それができるようになったら、また1個新しい名詞を覚えて同じ動詞にくっつけて覚える。そうして動詞のあとの名詞を少しずつ覚えていく。それをやっていってある程度はその動詞を使っていろんな言い方ができるようになったら、今度は新しい動詞を覚える。同じようにまたその動詞のあとに名詞を1個ずつ付けて言えるようにする。
それから助動詞を、これも1個ずつ、ゆっくりと覚えていく。前述したように、動詞と名詞で構成された単純な短い文を、今度は助動詞を加えて覚えるようにする。可能・許可・義務・希望・意志など、助動詞と動詞を組み合わせていくと表現の幅が広がる実感が解るように教える。それもまた1個ずつ、ゆっくりと覚えていく。そうやってある程度の動詞と助動詞を使えるようになったら、否定の方法を学ぶ。次に疑問の作り方を学ぶ。英語ならとくにそこで、doを教えて、doを疑問や否定を作るときに如何に大切かを解るようにする。
また5W1Hを、1個ずつ覚えていく。そして学習者が短い単純なものでよいから基本の表現ができるようになったら、できれば時制などを学んでいく。
基本中の基本の短文を徹底して使えるようにして、疑問詞を覚えてそれらを更に幅広く表現できるようにする。そういった方法のほうが、遠回りのようでも、けっきょく確実に理解もしていける気がする。