人間が最終的に幸せかどうかは、自分の贅沢に対して、どのように関わり合うかで決まる。
結論を言えば、人間は贅沢な生き物だ。なかなか満足しない。
孤独でいられないのに、煩わしいのはいやだ。だれからも相手にされなければ寂しく、相手にされすぎるとうるさく感じる。暇だと退屈で、多忙だと休みたい。頼られないと不満で、頼られたら頼られたで責任から逃げたくなる。
人間はしょせんはそんなものだ。
「そんなもの」を、どれだけコントロールして、それに満足できるかだ。
自分が持っているものを、自分自身が最大評価することだ。それをできない者は、ほかに何があっても決して幸せにはなれない。