知識の無い幸福

皮肉や逆説ではなくて、本当に素直に「知識はいらない」「知識の無い幸福」と言える時代が来たと思う。

少なくとも「知識を多く持っている人は不幸だ」と言える時代になった。

もっと言えば「教養の不用」「博学の有害さ」ということが言える。

無用な知識の集積が、混乱を招き、重圧に耐えられず、阻害と破壊を増大させていく。

知識だの知性だのというものを、意味もなく権威的に祭り上げ、肝腎な必要なことは忘れられ軽視される。

本当に大切なのは、実際のものごとで必要な記録や記憶、技術や技能、実用的な出来るだけ正確で簡潔な情報などである。

実用的なことを離れた教養的な知識は、趣味嗜好の世界でやっていけばよい。