ねぇねぇ仲村(1)

ねぇねぇ仲村…て、これチコちゃんみたいだけど、ーーまあ、じっさいチコちゃんの真似したつもりはないんだけれど、結果的にそうなるかな。でもいいか、同じNHKだし。
それはともかく…あの北代さんの回想シーンで、彼女が、あなたが言った台詞を「でも好きなことに、歳とか年齢とか」っていう例のやつ…イヤーね!
もう判ってるだろうけれど、問題は後半の部分、じっさいには仲村さんは「歳とか性別とか」って言ったのよね。「年齢」のところが本当は「性別」なのにね。「歳」と「年齢」だったら同じことじゃないの、内容的に。
つまり北代さんは、それだけ年齢のことを気にしているってことだけど…
よっぽど年齢が気になるのね。ーーそれって、判るけど、でもイヤね。やっぱり年寄りはダメよ、そういうとこ。もちろん仲村さんだって「おとな」とか「いい歳して」って、よく言ってるけど。でも、それは少しニュアンス違う気がする。じっさい仲村さんはまだ若いし。それはべつにしても、仲村さんの場合は、もっと「より社会的な立場や感覚で」って、そっちの感覚が強いような気がするんですよ。微妙な感覚だけど…
北代さんのは、より単純に、そのままズバリ「年齢」よ、「歳(とし)」のことなのよ。まア、そこは仕方ないかもしれないけれど、仲村さんはまだ若いし、あっちは年寄りだから。
仲村さんはさ…たぶん、この先じっさいに年齢を重ねていっても、歳のことそれじたいは、なにも気にしないと思う。それは性ということで。性とか、性的にとか、性別がとか、女とか…
もちろん私も知ってる。1度だけ、仲村さんもそこを意識したことはあったことを。「むしろ女は死」「女死力だ!」っていう、例のあの独白ね。
でも、たいしたことはないと思う。僕は、たいしたことない、と思う。女死力だから、いいんだよ。もちろん当人の仲村さんにしてみたら、複雑だよね。ーーでもね、仲村さんも、そのことは判っていると思う。わかっていて、その上でも、やっぱり特撮をとっているんだから。そこが仲村さんの最大の魅力。だから僕は仲村さんのことが好き。はっきり言って、女を意識する仲村さんなんて見たくない。べつにそれはそれでいいし、そうなったとしても、もちろんべつの意味や方面から仲村さんは魅力があるだろうとは思うよ、思うけれど~それは僕の知ってる仲村さんとはべつだね。
仲村さんは、性的、女性的に、魅力があるわけ。すくなくとも僕には魅力的だし、たぶんほかの多くの人たちもそう思ってるんじゃないかと思うけど、まわりから見れば「女性として魅力的」だけれど、その本人は「女性として評価されたい」とか「恋愛の対象になりたい」とか「男性から好かれたい」とか…そういうことを思わないところが、そこが仲村さんの魅力なのです。そこをいっさい気にせず、ひたすら特撮のことにまっしぐらに突き進むーーだからそこがあなたの魅力!それも、たとえば「特撮のためには女を捨てなければ」なんていうんじゃダメ。イヤよ、そういうの、嫌い。そんな無理して、ワザとらしく…それじゃあ、意味がない。ごく自然に、結果的に、特撮に夢中だから結果的にオシャレだの色恋だのには目が向かない、そんなの構っていられないーーそこがいいんじゃないの。これがもし、仲村さんが女として魅力なくて、それで仲村さんもそのことがイヤで、でもそっちは諦めざるをえないと考えて、それで仕方なく「私は特撮だけでいいんだ」「女は捨てたんだ」なんて、もし仮にそっちのほうだったら、ーーすくなくともあたしは、そういうひとに、なんの魅力も感じないと思う。女性としての魅力が充分にあって、それに自分では気付かない、あるいはそれなりに気付かないわけじゃないけどそれより特撮のことで頭の中がいっぱい!…って、ーーこれ!これよ、そこなのよ、もーッ凄い!最高!なんて贅沢!そのゼイタクに私は惚れたの。私には無いものだから。
NHKの番組のCM、あの中で言っていたナレーションじゃないけど、あなたは、それで突き進んでいくべきだと思う。そうあってほしい。どう生きてもあなたの自由だけど、ただ私にとっての仲村叶の魅力はそこにある。
あのナレーションのように「行け!特撮OLオタク、仲村叶!」よ!
仲村さんのこと大好き。あなたを見ていると勇気と希望が生まれてくる。あなたは本当にヒーローね。
行け!仲村叶!
あなたは私の希望。私自身の糧。あなたは弱き者に力をくれる。その力は、弱き者が、自分自身のなかにある埋もれている「力」を見つけ出し、それを採掘しようとする、その力をくれる!
だから…
行け!仲村叶!われらがヒーロー!