ルールを守っても戦争は殺し合いである

ロシア軍の戦争犯罪ということが盛んに言われる。国際法違反ということが言われる。非戦闘員や一般市民が殺害されたり残虐な扱いをされることが許されないと批判される。
ルール違反だから批判する、それは解る。ではルール違反でなければ、つまり国際法上「合法」であれば、殺害や残虐行為は認められるのか?逆に言えば、民間人を殺すことが仮に国際法で認められていたら、それを認めるというのか?納得ができない。
自分は素人で国際法など解らない。
非戦闘員、一般市民、民間人、文民、文官…どこまでか解らないが、こういう人々が被害にあうことは、もちろん悲しいことだ。そして恐ろしいことだ。そしてそれが意図的に為されることは、なお許し難い。まして、法的には戦時国際法規に反しているのであろう。そんなことが良くないことぐらいは誰でも判る。
しかし、ここで考えるべきことは、それでは違法でなければ、つまり合法ならば、殺し合いである戦争は肯定されるのであろうか?そんなに簡単に戦争を認めてしまっていいのか?ということだ。昨今のメディアの報道の調子では、戦争犯罪を批判するのは当然であって、それはいいとして、しかしそれをあまり中心に強調し過ぎた場合に、そればかりの報道に触れる側は、いつの間にか「戦争そのものが悲惨で残酷」なことなのだという感覚を失いがちになってしまう。すくなくとも、そういう傾向にはなりがちになる、ということだ。
忘れてはいけない。たとえ合法でも、国際法には違反をしてはいないとしても、それでも戦争は怖いことなのだ。戦争はすぐにやめるべきなのだ。
国際法国際法でいい。それはたしかに合法なのであろう。しかし、それでも戦争はいけない!戦いをすぐにやめるべきだ。ただちに戦闘を中止して、すみやかに停戦を結べ!