すぐさま停戦を!

ウクライナとロシアは、1分でも1秒でも早く停戦すべきだ。「なまじかの停戦をすると結果的に更にひどい状態になり、再度の戦争になって、けっきょく、より大きな戦いになり、より多くの人命が失われる。だから安易な停戦はするべきではない」といった意見もあるかもしれない。もちろん、それは理のあることだ。ただ、僕は違う考えだ。
確かに結果を考え、より被害が少なくなるであろうと思える方法を模索することは大切だ。だが、それにもまして必要なのは、いま現に為されている戦いを中止すること、たとえ一時的にではあっても、「いま」行われている殺し合いをやめることが重要だと思う。
後のこと、将来のことは、またその時々に考えていくしかない。未来を危惧して現在を制約すべきなのは、現在おきている問題が、一定の、ある程度の猶予をもつことができる状態のときに言えることだ。現在すでに最悪の状態の場合は、その最悪なことをやめなければならない。戦争、じっさいの武力衝突は「最悪」の状態である。
ゆえに国際社会は、すくなくともこのウクライナ=ロシア戦争においては、他のことは置いても、真っ先に「戦争をやめる」ことを最優先した選択、つまり停戦をするための努力をすべきである。停戦後のことは、停戦後に考えよ!