政治的無関心は平和の証明

国民の多くが、そしてとくに国民の中でも若者が、その若者の中でも男性がーー政治的に無関心だということは、それは政治がそれほど必要とされていない、ということだろう。それならば国民は、若者は、不満
、もちろん違うだろう。
ーー焦点は、不満を抱く人々は多くとも、その不満を政治によって解決することは困難だと思っているということだ。政治では出来ない。すくなくともそう思われている。
これは幸せなことだ。幸せと自覚がなくても、幸せな人々が多いのだ。
政治に頼る期待する、べつにそれを悪いとは言わないーーが、政治に多くを求めまた期待するということは、基本的に「自分ではどうにもならない」と感じている人々が多いのだと思う。自覚の有無はべつにして。
だから多くの人々が政治に期待しなくてもよいと、たとえ無意識・無自覚でも、いや、無意識・無自覚だからこそ言えることかもしれないが、それはともかくーー政治に期待しない、期待しなくてもよい、それはいいことだと思う。平和で民主的なんだと思う。すくなくとも、つねに国や政治に生死を握られているより、幸せだと思う。