執着が不幸を招く

悪の根源は欲望と執着だ。執着の強い欲望だともいえる。とくに人に対する執着、愛に対する執着は、自分も相手も周囲も不幸にする。恋愛ではとくにそれが目立つが、恋愛に限らず、友情でも親子など血縁に対する執着であろうと、家族や世間・社会など人々全般に対する執着でも、執着は人間を不幸にする。執着はこだわりを強め、そこに依存する。依存があると、自立できない。孤独を恐れないこと。孤独を恐れずに愛する。そうすれば、自由と愛を両方得られる。それが自立であり、自立すれば必然的に幸福になる。