明治政府のバカさ加減

明治政府が軍隊を持ったことがそもそもの間違いだった。だが百歩譲るとして、できてしまった軍隊は、とりあえず仕方ないとしよう。しかしだめだ。軍隊を持てば、やはり戦争をしたくなる。軍事は戦争とイコールなのだ。

それでも、やはり朝鮮への介入は、くだらない。バカらしい。そしてそれが、その後のアジアを巻き込む戦乱の悲劇を生んだ。

明治政府が悪い。

日本の優越意識は江戸時代からあった。厳密にはもっと昔からあったかもしれない。とにかく、くだらない。バカなプライドと結果としての破壊。

朝鮮がどうだというのだ?それは朝鮮のことではないか。当時の李氏朝鮮(イ・チョソン)のことが、そんなに気になったのか?わからん。

とにかく李朝鮮でも大韓帝国でも、あるいは中国にしても清でも中華民国でもいいが…日本の周辺の国や民族のことだろう。余計なことで、大きなお世話だ。そこには日本人の優越意識、国学皇国史観、それに自分が急速に西洋化したことの傲慢さと同時に西洋コンプレックスが入り混じったゆがんだプライドだ。

ロシアの南下など、ほっておけばよかったのだ。必要以上の猜疑心と恐怖感に征服欲求を乗せたのが、江華島事件をはじめとしての、日本の朝鮮もしくは韓国に対しての執拗な干渉・介入だ。すべての日本の侵略はそこから始まった。