自由は差別と略奪そして暴力を為さない

自由は差別を為さない。自由は略奪を認めない。自由は暴力を否定する。自由は裁かず、憎しみを復讐の手段とはしない。そして自由は、誰の幸福をも奪わず、自分の幸せを守る。
しかし自由は、前記に述べたような信念を、それを否定する思いや主張をすることーその自由を否定しないーそれは自由だからだ!
いっさいの理念と価値観、自由を否定するその「自由」をも、真の自由は、それを述べ議論を主張しあう「自由」を阻害しない。
自由は、すべての人々が幸福に生きるための道のりであり、その揺るぎない指針である。
「自由にした結果として差別や抑圧が生まれた」というのは間違っている。差別や抑圧が生じたら、それは自由の結果ではなく、自由が失われた結果である。人々の思想信条を尊重し、個性を尊重し、生き方を尊重し、幸福の追求を尊重し、心身を守り傷つけられないことを尊重されるときーそれが差別や夜や暴力を肯定することのなるはずがない!自由を突き詰め推し進める結果は、平等である。自由の極みは平等に行き着く。平等に幸福を求めること、平等に幸福を実現させること、それが自由である。自由は害を為さない!ーもし自由によって有害なことや不幸が生じたと思われたときは、それは自由がなかったからである、あるいは自由だと思われていたものはじつは真の自由ではなかったのだと思うべきである。